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その昔西の地のニグリスの泉にて
赤き瞳を持つ者が人知れず産まれた

マーラと呼ばれ生きた
ヴァイラのアタルヴァ
誰も知らぬ悲しい想い
瞳に秘めて

アーナンティーア 無限に広がる
空と大地に生まれし運命
冬の砂漠に孤独と供に
永遠の誓いと
空知らぬ雨
堕ちて逝く螺旋の世に

地につくこの頭を恐れる人間よ
「嗚呼…救われぬのならば」と
何度もそぅ思った

七色アーカーシャ
女神のアヴァターラ
何も見えぬ ただうつむき
刹那の夢を

何一つ許されず
何故産まれたのだろぅ?

誰も知らぬ冬の向こうで
眠ろうか
また夜になるまで