prisoner

 

 

会いたくて 会いたくて
声を鳴らすけど
貴方にもぅ届かない
不興のメロディ

神様は僕に
もぅ微笑まない
だけど僕は待つよ
貴方が笑うまで

夢を見た
僕は未だとても幼くて
あの頃の貴方は
優しかったのに

また日は昇る
長い夜を越えて
何も変わらないけど
貴方はもぅ居ない

嗚呼
此処には時間も風も無く
僕の瞳に焼き付いた風景
変わる事無い街の片隅で
息を潜めて

もしも産まれた意味が
未だ残ってるのなら
ほんの少しで善いの
自由を下さい


もぅ一度だけ思い出して
あの頃の日々を
いつかその記憶から僕が消えてしまう前に
暗く大きな壁と錆び付いた鉄格子
僕はいつもこの場所で

誰よりも強く
貴方を想っています
焼けつく真夏でさえ
此処は冷たすぎる…