夢色街のシンデレラ
真夜中3時のラジオ
ノイズに耳を澄ませば
微かに聞こえる声が
アタシを呼んだ気がした
「ねぇ起きて 窓を開けて」
「お洒落な靴を履いて」
カーテンを開けた先に
光る白い影の馬車が!
それは子供の頃見た魔法の絵本みたいで
誰かが手招きしてる
あたしは吸い込まれてく…!!!
ドコヘイクノ?マッテ、アタシマダナニモワカラナイワ???
それにこんなお洋服じゃどこにも行けないじゃない
白い影の馬車にのる黒い影が手をかざすと
アタシは綺麗なパーティードレスに変わったの!
辿り着いたのは不思議なお城の舞踏会
テキーラ*カラフルミラーボールに踊るウサギ★
アタシは嘘みたいに手をとられて踊り出した
トロイの木馬に乗せられてるなんて気づかずに。
真夜中の誘惑
夢色街の灰色シンデレラ
いつの間にか時は過ぎて
時計は十二時を指す
もしもこれが童話なら
アタシは魔法が解けるから
ガラスの靴を忘れて
おうちに帰らなくっちゃ...!!
くだらない世界なんて忘れてここで踊りたい
ここにはアタシをいじめるパパもママもいないから
どこから来たかさえ曖昧に薄れてく記憶に少し怖くなって
テキーラ飲みほしたの!
嘘も本当も此処じゃ混ざり混ざって
色鮮やかに堕ちて渦を巻くわ
「そろそろ行くよ」と誰かが呼ぶ声も聞こえないわ
魔法使いだってアタシはもぉとめられないわ!★
ふと覗き込んだ鏡にアタシが映っていない
そのとき何かが音もたてずに崩れた気がした
さっきまでネオン溢れる眩しかったフロアーも
瞬きの先は真っ暗で
アタシ一人ぼっちになった!!
夢色街のシンデレラストーリーは
おとぎ話みたいにうまくは行かないみたい
そのときあの白い馬車はまた走り出した
待って!!置いてかないで!!
アタシも連れて帰ってよ...!!!
夢色街に囚われシンデレラ
真夜中3時のラジオ
ノイズに耳を澄ませて
微かに聞こえるでしょう?
貴方を呼んでる声が。。。!!!